平成23年7月25日付朝日新聞朝刊に掲載された事件に関する会長声明

         

平成23年7月25日

会  長  声  明

富山県司法書士会
会 長 山本 英介

 本日の朝日新聞朝刊に「過払い返還ピンハネ」の見出しの記事が掲載された。
 記事によると、弁護士法違反で逮捕された容疑者が金利を払い過ぎていた顧客に対して債務整理を持ちかけ、知人の司法書士を紹介。その司法書士により大手消費者金融会社から返還された過払い金の75%を受け取った、とある。
 現在のところ本事案の事実関係の正確な情報は当会としては把握していないが、その司法書士が、司法書士としての権限や知識を悪用して過払い金を取り戻し、紹介者の容疑者に多額の金員を渡していたようである。
 この行為が事実であるなら、司法書士に厳禁されている紹介者へのリベート渡しという側面と、司法書士を信頼して依頼をされた顧客を欺いたという側面があり、司法書士法第2条「司法書士は、常に品位を保持し業務に関する法令及び実務に精通して、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない」との精神を踏みにじるもので、到底許されるものではない。
 また、過去の過払い金横領事件で当会会員が逮捕された事件を契機に、綱紀粛正に努めてきていただけに、残念であり、大変遺憾である。
 今後は早急に可能な限り事実関係を掌握し、検証を行う必要があると考えるが、今まで以上に会員への綱紀指導を徹底し、併せて毎日の無料の電話多重債務法律相談及び電話登記相談や各種相談会の開催等により、社会からの信頼回復に全力で尽くす所存である。